メルマガバックナンバー【Vol.102】(2021年7月26日発行)

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【2021/7/26発行】

 

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             キューブメルマガ/第102号

 

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送信元:キューブ・インテグレーション株式会社

 

■目次■

1. 今月のコラム

2. 勉強会のご案内

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1. 今月のコラム

「メンタルヘルス不調を早期発見するための体制づくり

 ~ラインケアから早期発見するために必要なこと~」

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メンタルヘルス不調が重症化すると回復に時間がかかり、本人、周囲や職場の人への

負担は大きくなります。

それらを防ぐためにも早期発見/早期対応の取り組みは重要です。

 

企業においてメンタルヘルス不調の社員を早期発見するためには(1)健康診断、(2)スト

レスチェック、(3)長時間労働の把握、(4)ラインケアを活用する方法があります。

 

(1)健康診断は年1回と機会とタイミングが限定されていることや身体症状のチェックが

メインになるためメンタルヘルス不調の早期発見は難しいかもしれません。

(2)ストレスチェックも年1回と(1)と同様に機会は少なく、かつ高ストレス者となっても

本人が面談を希望しない場合は具体的な状態はわからず上司や人事に繋がりにくいた

め早期発見に至りにくいです。

(3)長時間労働は毎月確認する機会があるため定期的に把握可能ですが(2)と同じく本人

が面談等を受けなければ状態はわかりません。

(1)~(3)の3つは注意して観察する必要がある社員を絞り込むという観点では有効ですが、

その頻度や得られる情報量から早期発見としては効果が見込みにくいです。

 

では、(4)ラインケアはどうでしょうか。

日常の仕事場面の状態を観察できるので頻度や社員の状態に関して得られる情報量が多

いということから早期発見に最も有効といえます。ただ、ラインケアを実際にやってみ

るとわからないことばかりで苦労している上司は多いのではないでしょうか。

 

ラインケアがメンタルヘルス不調の早期発見として効果的に機能していないことには理

由があります。それは「早期発見」に加えて「早期対応」まで上司に求めているという

点です。

 

休職する社員の中には病状がかなり悪化するまで勤務していたケースがあります。

「現場で気づかなかったのか?」と思うかもしれませんが、実は上司は気づいていた/

知っていて早期からフォローといった対応もしていた、ということをたびたび聞きます。

例えば、部下のパフォーマンスが悪く上司が面談したところ「業務が辛いしストレスに

なっている、体調も悪い」とのことで、ストレス軽減のために現場で業務負荷を下げた

がなかなか改善しない。

それでもできる限りの負担軽減を続けて長い間部署で抱えていたが最後は出勤できなく

なり休職に至った。周囲の人や上司自身が部下の分の業務を担うことになり、部署全体

も余裕がなくなっていった」

…上司は熱心にラインケアをしていたと思います。しかし、その対応があまり効果的で

ないためにかえって上司の負担と心理的な疲弊が増えたことが伺えます。

 

このケースのように「パフォーマンスが悪い状態」の社員がいたときに、その原因はい

くつか考えられます。能力やスキルの問題、プライベートの問題の影響、メンタルヘル

ス不調や他の病気の影響…、仮説がいくつか出てくるため上司だけで判断することはと

ても大変です。また、原因によって対応方法も変わってくるため、専門的な知識が必要

になります。

最初に社員と面談して「早期発見」したときに、その場ですぐに「早期対応」(業務負

荷を下げる)を決めるのではなく「専門家に繋げる」ということをすると専門家のアド

バイスを受けて原因を特定し、効果的な対応方法を選択できます。

ラインケアを早期発見として機能させるためには「早期発見/早期対応」と一括りにせず

に、「早期発見」の部分にフォーカスして取り組んでもらうことがポイントになります。

「早期対応」については上司各々の判断や対応力に任せるだけでなく、専門家を活用し

て上司が「適切な対応」ができるためにサポートできる仕組みを作ることが望ましいと

言えるでしょう。

 

                          (コラボレーター 長尾文子)

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2. 勉強会のご案内

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【テーマ】

メンタルヘルス不調を早期発見するための体制づくり 

~ラインケアの実効性を高めるための取り組み~

 

【概要】

「こんなに病状が悪化するまで現場で気づかなかったのか?」

「最近、休職者が増えている。もっと早い段階でメンタルヘルス不調に気付いて対応が

 できればいいんだけど…。」

 

ラインケアは社員の様子を日常的に観察できるためメンタルヘルス不調を早期発見するの

に有効です。しかし、実際はなかなかうまくいかず…どうすればいいのか。

 

うまくいかない理由は「早期発見」と「早期対応」を区別せずにまとめてラインケアとし

て対応していることにあります。

 

さらにラインケアに求められる知識やスキルは複数あります。

そのため、どの部分に課題があってうまくいかないのか、 

それらの課題を明らかに焦点を当てた取り組みを考えることが必要です。

 

‘ラインケアの実効性を高めてメンタルヘルス不調を早期発見する’

 

この仕組みを作るために必要な対策をどのように講じていくか、その考え方をご紹介します。

 

セミナー概要

 ・ラインケアにおける早期発見と早期対応

 ・ラインケアにおける課題を分析する考え方

 ・課題からラインケアの実効性を高めるための対策をアレンジする

 

【開催日時】2021年9月10日(金)15:30~17:00 (受付開始15:20)

【開催方法】Zoom

【定員】5名程度

【参加費】無料

【参加申込期限】2021年9月9日(木)17:30

【参加にあたってのお願い】

 ・本オンラインセミナーでは、Zoomを使用します。

 ・少人数セミナーとなっており、意見交換なども行いますので、

  企業名および日頃の業務でお困りのことについての共有をお願いします。

 ・ログイン時には、氏名が分かる表記をお願いします。

 ・弊社内の教育目的で研修は録画させて頂きます。(弊社外に開示することは御座いません)

 

参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご連絡ください。

 ・御社名

 ・お名前

 ・所属部署/役職

 ・ご連絡先(メールアドレス)

 ・セミナー名 または希望相談枠

 

ご参加お待ちしております。

 

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