メルマガバックナンバー【Vol.70】(2018年10月29日発行)

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【2018/10/29発行】
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         キューブメルマガ/第70号
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介護をしている社員へのサポートを考える
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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  1.【CUBE NEWS】
 2. 今月のコラム
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1.【CUBE NEWS】
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平成30年11月16日(金)、「日本の人事部 2018秋 HRカンファレンス」において、
弊社シニアコラボレーター島倉大がワークショップ講師を務めます。 
公益社団法人 日本精神保健福祉連盟 広報誌No.44(2018年10月)に
当社諏訪裕子の執筆文が投稿されました。   
特集 高齢者のメンタルヘルスをめぐる諸問題
投稿文:「高齢者への公的支援システム -地域包括ケアシステムを中心に-」 
この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、以下の個別相談会を開催することといたしました。 
【テーマ】 「入社後に問題が発覚⁉」採用時に見極めたい 人事責任者の方へ 
            【精神障がい者の採用支援】個別相談会 
【開催日時】2018年11月30日(金)相談枠:①15:30~16:30 ②16:30~17:30 
詳細はhttp://www.cubeintegration.com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。
参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご返
ください。
・御社名 
・お名前 
・ご連絡先 
・相談枠 
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2. 今月のコラム
介護をしている社員へのサポートを考える
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労働力人口の5人に1人は、隠れ介護状態(親や配偶者に要介護者がいるものの、
その事実を会社には伝えていないという状態)にある人の割合と言われています
(『日経ビジネス』 2014.09.22 号)。
この数字はもう4年ほど前の数字になりますので、その頃からすると、現在は会社
の介護休業制度も整い、制度を利用して実際休業する社員もいると思いますが、
一方、介護離職者の問題も、近年は社会問題になってきています。
・社員本人は元気そうなのに最近突然休んだり、遅刻や早退が増えた
・仕事はそれほど忙しくない時期なのに、毎日疲れた顔をして出社してきている
これまで仕事の不平不満など言ったこともなく積極的に仕事に取り組んできた働
 き盛りの社員が、突然ポジションを降ろして欲しい、会社を辞めたいと言ってきた
このような事態は、会社にとっては大きなリスクです。
このような時、その社員に一体何が起こっているのか。もしかすると大切な社員が
隠れ介護状態にあるのかもしれません。 実際、貴社には介護休業取得者がどれく
らいいるのか、そもそも先の隠れ介護状態の社員はどれくらいの割合でいるのでし
ょうか。
隠れ介護状態にある人は、会社にそれを伝えることで今後のキャリアに影響すると
考えたり、家族の問題は家族で解決しないといけない、会社に言っても実際の介護
のサポートがあるわけでもないので話しても仕方ないのでは、などと考え、会社に
相談しない状態になるとも言われます。三菱UFIリサーチ&コンサルティングの
「仕事と介護の両立に関するアンケート調査」(2013年)によると、介護に関して
勤務先に相談した人の割合はわずか7.6%という結果になっています。
介護はほとんどの場合において先が見えないものです。自分でなんとかなる、なん
とかしたいと思い実際やってみたものの、やはり家族以外誰にも相談せずに自分一
人で、または限られた家族だけで抱え、仕事と介護を両立するには限界があります。
いつのまにか介護者である自身が精神的、身体的にまいってしまうことも少なくあ
りません。
「介護うつ」という言葉もあります。介護による心身の負担から疲れが蓄積され、
知らない間にうつ状態に陥ってしまいます。実際介護者の4人に1人は介護うつ状態
にあると言われ、うつまで至らなくとも、介護者の7割が日常生活にストレスがある
と言われています。特に仕事と両立して介護をする人は、元々何事も責任を持って
きちんとやらなければならないという気持ちが大きいとも言え、一般的にもうつに
もなりやすい傾向にあります。
仕事と介護の両立は、終わりが見えない8時間をはるかに超えた長時間労働が続いて
いく状態と言えます。
労働時間と健康問題の関係性を考えると、介護をしている社員へのケアは会社にとっ
てはとても重要なことであると言えるのではないでしょうか。
(シニアコラボレーター 永田 有希子)
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