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【2017/11/28発行】
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キューブメルマガ/第60号
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ストレスチェックの集団分析結果の活用に向けて
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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1.【CUBE NEWS】
2. 今月のコラム
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1.【CUBE NEWS】
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この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、 以下の定期勉強会
及び個別相談会を開催することといたしました。
① 【テーマ】人事責任者/担当者向け メンタルヘルス対応困難ケース 個別相談会
【開催日時】2017年12月8日(金)相談枠:①15:30~ 16:30 ②16:30~17:30
②【テーマ】メンタル不調 対応困難ケース 問題解決セミナー
~もう同じことを繰り返さないために必要なこと~
【開催日時】2017年12月15日(金)15:30~17: 00 (受付開始15:10)
詳細はhttp://www.cubeintegration. com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。
参加を希望される方は、info@ cubeintegration.comに下記項目と併せてご返 信ください。
・御社名
・お名前
・ご連絡先
・セミナー名、または相談枠
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2. 今月のコラム「ストレスチェックの集団分析結果の活用に向けて」
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平成27年12月1日にストレスチェック制度が施行されて、 まもなく2年が経過し
ます。今年7月には厚生労働省から、 従業員数50人以上の事業所を対象にしたス
トレスチェックの実施状況が公表されました。 実施した事業所の割合は全体で
82.9%(従業員数1,000人以上の事業所:99.5%)、 そのうち、集団分析を実施
した事業所の割合は全体で78.3%(1, 000人以上の事業所:84.8%)と、現在、
集団分析は努力義務に位置付けられているにもかかわらず、 実施している事業
所は多いことが確認できました。
一方で、 法律施行後にストレスチェック制度を導入した事業所においては、 集
団分析を実施したものの「結果の見方がよくわからない」 という声も多く、最
近は当社にもストレスチェックの集団分析結果の見方と職場改善に 向けた取り
組みをテーマとした研修の依頼が多く寄せられるようになりました 。実際に現
場の話を聞いていくと、 集団分析結果を衛生委員会等で共有する段階で終わっ
ている事業所も多く見受けられます。
集団分析結果で主に注目するのは、ストレス判定図(量- コントロール判定図、
職場のサポート判定図)と総合健康リスクになりますが、実は、 この指標は
「仕事の量」「仕事のコントロール」「職場のサポート(上司・ 同僚)」の3
つの指標を反映した値に過ぎないため、 この数値が仮に良好であっても、組織
内の健康度が高いと言えない状況もあることを理解しなければなり ません。実
際、総合健康リスクが良好である一方で、 高ストレス者の割合が高い組織も散
見することがあり、その場合、 一部の社員に何らかの高い業務負荷がかかって
いないかを見ていく必要があります。
逆に、高ストレス者の割合が良好で、 総合健康リスクが高い場合は、その組織
内外の対人関係に課題がないか、 仕事のモチベーションが低下していないかを
見ていく必要があります。実際に、高ストレス者は少ないが、【 部署間の対立
が大きく連携が難しい】→【部内の仕事の質・量が増大】→【 職場内の元気度
やモチベーションが低下している】 といったスパイラルが形成されていること
が見えてきた事例もあります(「対人関係でのストレス」 は部署内だけでなく、
他部署間との関係を質問する項目が含まれています)。
また、「仕事の量-コントロール」に課題が見られ、「 技能の活用度」「仕事
の適正度」「働きがい」の指標が低下している組織では、 適材適所の配置に課
題があることがわかり、 業務分担を変えたことで集団分析の結果が改善した事
例もあります。
「ストレスチェックは意味がない」 という声も一部あるようですが、集団分析
の結果と現場の状況を擦り合わせていくことで、 数値結果の背景にある課題の
輪郭や因果関係が見えてくることもよく経験します。 集団分析の結果は「働き
やすい職場づくり」 につながる手がかりが隠されているものとして捉え、積極
的に活用し、 好事例を生み出していく流れができていくことが今後望まれます。
(エグゼクティブ・コラボレーター 中田貴晃)
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