メルマガバックナンバー【Vol.57】(2017年8月25日発行)

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【2017/08/25発行】
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          キューブメルマガ/第57号
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職場におけるハラスメント対策  ーハラスメントが生じる背景と取り組みについてー
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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 1.【CUBE NEWS】
 2. 今月のコラム
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1.【CUBE NEWS】
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この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、以下の定期勉強会及び 
個別相談会を開催することといたしました。  
1. 
  【テーマ】人事責任者/担当者向け メンタルヘルス対応困難ケース 個別相談会 
  【開催日時】2017年9月8日(金)相談枠:①15:30~16:30 ②16:30~17:30 
2. 
【テーマ】メンタル不調 対応困難ケース 問題解決セミナー  
     ~もう同じことを繰り返さないために必要なこと~ 
【開催日時】2017年9月15日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10)   
詳細はhttp://www.cubeintegration.com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。
 
参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご返信ください。 
・御社名 
・お名前 
・ご連絡先 
・セミナー名、または相談枠 
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2. 今月のコラム「職場におけるハラスメント対策」
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厚労省によると、過去20年間、精神疾患による労災件数は大幅に増加しており、平成
28年度の労災支給決定件数498件のうち、セクハラが29件、(ひどい)嫌がらせ、い
じめ、又は、暴行を受けたなどのトラブルは74件と、ともに増加傾向となっています。
労働局の総合労働相談コーナーへの「いじめ・嫌がらせ」の相談件数も年々増加傾向
にあり、全体件数の22.4%(66,566件)が「職場でのいじめ・嫌がらせ」であるとい
う結果が出ています。
これらのことからも、職場のハラスメント対策は、企業にとって重要な課題となって
きています。
ハラスメントによって被害者は精神的なダメージを受け、心の健康を害してしまいま
す。しかし、ハラスメントは被害者へのダメージばかりでなく、職場風土の悪化、周
囲の士気の低下、職場全体の生産性の低下、優秀な人材の流出など、企業へのダメー
ジをもたらします。そして、最悪の場合は訴訟へと発展し、多額な賠償金の請求、社
会的信用やブランド価値の低下へも繋がります。これは企業組織にとって大きな損失
と言えるでしょう。
このように企業にとっての大きな損失を防ぐためには、リスクマネジメントとして、
組織全体でハラスメント防止に取り組んでいく必要があります。
では、組織としてどのようにハラスメント対策に取り組んでいけばよいのでしょうか。
かながわ労働センターによると、ハラスメントが生じる背景は、経営方針や経営計画
などによる人員削減や競争の激化、IT化や雇用形態の多様化などによるコミュニケー
ションの希薄化などの職場環境の変化、職場の古い体質や倫理の欠如にあると言われ
ています。
このような背景の下では、一人ひとりの業務負荷や責任が増え残業が増える・休みが
取れない、労働に見合った対価が得られない、孤立する、新しいやり方が受け入れら
れないなど様々な課題や問題が生じます。そして、程度の差はあれ、それぞれが不満
や不安を抱え、ストレスを抱え、自分に余裕がなくなっていきます。人はそのような
状態に陥ると、感情的になったり、自分を守ることだけに必死になったり、自分の考
えに固執したり、周囲に当たり散らすことで自身のストレスを解消しようとしたりす
ることが少なくありません。
すなわち、ハラスメントは組織しての課題・問題が解決されていない状態が要因とな
っているとも言えるでしょう。言い換えれば、組織しての課題・問題が解決すれば、
ハラスメントの軽減に繋がっていくとも言えるのです。
では、解決できる問題・課題は何であると考えるのか。
それは、社員一人ひとりに目を向けることであると考えます。そのためには、普段か
らコミュニケーションをとり、個人対個人、組織対社員など意思疎通をはかることが
大切です。そうすることで、風通しの良い職場環境へと繋がっていきます。風通しの
良い職場では、ストレス自体が軽減され、お互いを気遣える雰囲気が作られ、そのよ
うな職場ではハラスメントが発生ににくくなります。
もちろん厳しい現代社会においては、風通しの良い職場を作ることはそう簡単なこと
ではないため、ハラスメント対策として、ハラスメント教育や啓発、相談窓口の設置
などの対応を進めていくことは大切なことです。しかし、組織全体を見渡し、風通し
の良い職場と言えるのかどうか含めて組織の課題はどこにあるのかなどの視点から、
ハラスメント対策を考えていくことも必要と考えます。
(シニアコラボレーター 永田有希子)
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