メルマガバックナンバー【Vol.54】(2017年5月26日発行)

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【2017/05/26発行】
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          キューブメルマガ/第54号
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環境変化とメンタルヘルス
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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 1.【CUBE NEWS】
 2. 今月のコラム
 3. 編集後記
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1.【CUBE NEWS】
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この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、以下の定期勉強会及び
個別相談会を開催することといたしました。 
1.
 【テーマ】精神障がい者の就労上の特性と持続的就労につながる合理的配慮のポイント
 【開催日時】2017年6月9日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10) 
2.
 【テーマ】人事責任者向け メンタル不調 対応困難ケース 個別相談会
 【開催日時】2017年6月16日(金)相談枠:①15:30~16:30 ②16:30~17:30
     
詳細はhttp://www.cubeintegration.com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。
 
参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご返信ください。
・御社名
・お名前
・ご連絡先
・セミナー名、または相談枠
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2. 今月のコラム「環境変化とメンタルヘルス」
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 4月は多くの日本企業にとって新年度。新入社員の受け入れや既存社員の昇進昇格、
配置転換のあった会社も多いことと思います。5月の連休明けから増え始める「5月
病」の背景の一つとして、これらの環境変化が挙げられます。
 「採用面接では、あんなにハキハキして元気だったのに…」「プレーヤーで活躍し
ていた人を昇進させたら、体調不調を訴えてきた」そんな人事担当者の嘆く声が聞こ
え始めるのが、今の時期です。
 本人には人事異動がなくても、組織全体の方針や体制変更、プライベートでの生活
環境変化が、本人に影響を及ぼすケースもあります。
 人間は本能的に未知のものを恐れ、変化に対して抵抗を感じます。環境変化に適応
する過程では、それが良い変化であろうと良くない変化であろうと、誰しもある程度
のストレスを感じるものです。変化への適応とともにそのストレスは減っていきます
が、うまく適応できないとメンタル不調を引き起こすことにも繋がります。
 従業員からしてみると「想定していたことと違う」という理想と現実のギャップへ
の失望や、過去の知識や経験が活かせないことへの自信喪失などが、適応を妨げる要
因として考えられます。
 このような状態を招かないために、あらかじめ会社として整備できることとして以
下の3点が挙げられます。
 (1)配属や評価について、会社の考えや方針を示す
 「自己申告制度で異動希望を書いても通らないので、何も書かなくなった」という
話を聞くことがよくあります。本人の意向を聞く以上は、異動の可否に関わらず、会
社側の考えもフィードバックすることが重要です。同様に、配置転換や昇格を行う際
も、会社が本人のどのような能力や行動特性を評価・期待しているかを伝えることが、
本人のモチベーションの維持・向上につながります。
 (2)従業員の自律的なキャリア検討を促す
 もちろん組織である以上、すべて本人の希望どおりというわけにはいきません。し
かし、本人が自らのキャリアの見通しを持っていないと、(1)に挙げる会社の方向
性との間のギャップにストレスを感じても、本人がそれに気づくことは困難です。目
標設定や評価面談、階層別研修などの場を活用し、キャリアについて考える機会提供
をすることが、職場のメンタルヘルス推進上も有益と言えます。
 (3)セルフケア・ラインケアを促進する
 新たな環境下では、社内外に相談できる相手がいないというケースもよく見受けら
れます。セルフケアを促進するとともに、会社として用意しているセーフティネット
を紹介しておくことをお勧めします。また、入社・異動してきた部下を持つ上司は、
入社・異動後3~6ヶ月頃は特に注意が必要です。部下本人がメンタル不調を来して
いても、自分では不調を自覚できないことが多いものです。急な遅刻や欠勤、以前に
は見られなかったミスが目立つなど、様子に変化が見られるようであれば、早めに状
況を確認し、人事部門や産業医などの専門家と連携することが大切です。
 キャリアの問題とメンタルヘルスは隣り合わせです。組織側のインフラ整備と個人
のキャリア自律・自立促進をバランス良く進めることは、メンタル不調の予防機能と
しても重要だと言えるでしょう。
(コラボレーター 棚岡晴香)
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