メルマガバックナンバー【Vol.50】(2017年1月26日発行)

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【2017/01/26発行】
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          キューブメルマガ/第50号


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復職時の業務負荷のかけ方【前編】
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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 1.【CUBE NEWS】

 2. 今月のコラム
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1.【CUBE NEWS】

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この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、以下の定期勉強会を開
催することといたしました。

1.
 【テーマ】精神障がい者の就労上の特性と持続的就労につながる合理的配慮のポイント
 【開催日時】2017年2月10日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10)

2.
【テーマ】 再休職を防ぐための効果的な復職判断の基準とは
【開催日時】2017年2月17日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10)

 

  詳細はhttp://www.cubeintegration.com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。

参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご返信
ください。
・御社名
・お名前
・ご連絡先
・セミナー名
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2. 今月のコラム「復職時の業務負荷のかけ方【前編】」
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 復職判定が、実際に仕事が可能な水準に達しているかどうかという「事例性」で
判断されていることが大前提にはなりますが、企業側は「安全配慮義務」の観点か
ら復職者に対して、復職後6ヶ月間は適切な配慮や支援をする必要があります。そ
して、復職支援で難しいことの一つが業務負荷のかけ方です。どれくらいの業務負
荷から始めて、どうレベルアップさせていけばよいのか、復職者をかかえる部門の
上長から相談を受ける人事の方も多いのではないでしょうか。
 復職後の業務について、復職後の数日間は、業務に入る前段階での準備として、
とりあえずメールや周辺の整理をしてもらうことが多いかもしれません。しかし、
その後の業務について、なんとなく場当たり的に決め、お願いしているようなケー
スが少なくありません。
 まずは負荷の低い業務からと考えているものの、適当な業務が確保できていなか
ったり、負荷を上げるタイミングを迷ったりしているうちに、依頼する業務がなく
なってしまった、ということもあるかもしれません。せっかく復職を事例性で判断
していても、本人の特徴や実際に業務を始めてからの回復度合いを考慮して業務負
荷を上げていくことができないと、復職がうまくいかなる可能性が高まってしまい
ます。
 中途半端な配慮をずるずると続けてしまうことにならないためにも、復職後の業
務については、復職前から計画的に考えておく必要があります。計画を立てる際に
は、主治医の診断書、復職者本人の希望、産業医による就業制限や意見、職場の状
況などを参考とし、会社として取りうる配慮をふまえた上で、職場の上長と人事担
当者とで復職後1週目〜6ヶ月目までの具体的な業務内容を検討します。「復職支援
計画書」などを用いて整理するのも一つです。
 業務負荷については、仕事を量的なものと質的なものに分類し、「量少→量多→
質少→質多」の順、もしくは「量少→質少→質多」の順にレベルアップさせていく
内容となっているかどうかを確認できるとよいでしょう。レベルアップの順番にお
いて重要なのは、「質少→質多」の過程を必ず経るということです。なお、仕事の
「量」とは、定常的な仕事で、進める上で判断や複雑なコミュニケーションを必要
としないものを言います。一方、仕事の「質」とは、判断を要する状況対応的(不
確実性のある)な業務や、人との対応が複雑化するものを言います。※
 来月のコラムでは、復職時の業務負荷におけるレベルアップのタイミングについ
て、お伝えしたいと思います。

※【参考文献】
小沼美智子:「メンタル不調者の回復期における仕事配分の適性化」日本労務学会
第40回全国大会研究報告, 2010


(シニアコラボレーター 佐川由紀)


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