メルマガバックナンバー【Vol.49】(2016年12月27日発行)

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【2016/12/27発行】
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          キューブメルマガ/第49号


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変化と人のこころ
送信元:キューブ・インテグレーション株式会社
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■目次■
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 1.【CUBE NEWS】

 2. 今月のコラム

 3. 編集後記

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1.【CUBE NEWS】

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この度、企業の人事担当者の皆様にお集まりいただき、以下の定期勉強会を開
催することといたしました。
 
1.
【テーマ】精神障がい者の就労上の特性と持続的就労につながる合理的配慮のポイント
【開催日時】2017年1月20日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10)


2.
【テーマ】 メンタル不調 対応困難ケース 問題解決セミナー
            ~もう同じことを繰り返さないために必要なこと~
【開催日時】2017年1月27日(金)15:30~17:00 (受付開始15:10)

  詳細はhttp://www.cubeintegration.com/ニュース/勉強会/ にてご覧ください。

参加を希望される方は、info@cubeintegration.comに下記項目と併せてご返信
ください。

・御社名
・お名前
・ご連絡先
・セミナー名
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2. 今月のコラム「変化と人のこころ」
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 現代社会は、情報化、グローバル化が進み、常に変化しています。企業にお
いても、それに伴って事業の多様化、組織統合など、多くの変化が起こってい
ます。変化を受け入れ、適応していくことが、今の私たちには求められている
といえます。
 変化には、外的変化と内的変化があります。外的変化とは、現実の出来事が
変わることを指し、一方、内的変化とは、自分自身の内面(こころ)が変化す
ることを指します。
 ウィリアム・ブリッジズの「トランジション理論」では、トランジション
(変化)には、 
①何かが終わる段階、
②ニュートラルゾーンの段階、
③何かが始まる段階、
 があるとしています。
 この流れを、部署が変わる(外的変化)状況を例にとって考えてみましょう。 
 部署を変わった時、
 ①の段階では、以前の業務や以前の部署の仲間や場所を失います。新しいこ
とを始めるためには古いことを終わらせなければならず、喪失の時期といえま
す。本人が望んだことそうでないこと、能動的受動的なことに関わらず、喪失
するということは心理的な痛みを伴います。現実が受け入れられないために現
実を見ようとしない・抵抗する、無感覚、過去にしがみつく、怒り・罪悪感・
恐怖心などが生じ、ショック状態に陥ります。

 そのため物事をうまく終わらせることがより容易でなくなります。前の部署
を懐かしみ、前の部署の良いところばかり話したり、仕事の引継ぎがなかなか
進まなかったり、周囲にイライラ感をぶつけたりという行動に表れたりもしま
す。
 ①の段階を過ぎると、②の中立の段階へと進み、変わりたいけれど変わりた
くないという両極端な感情の間を行ったり来たりする時期となります。
 変化を受け入れる準備段階である混乱(モラトリアム)状態とも言え、不安
感や無力感の増大、自分を見失う、自身の存在価値の否定、あきらめ、やる気
を失うといった状態となります。うつ状態や身体症状に表れることや、周囲の
意見を聞かない、孤立する、時に会社を休みがちになったり、転職を考えたり
するといったこともあります。
 つらい時期ではありますが、この時期を経ることで③の開始期へと進み、変
化を受け入れることができるようになるのです。
 
 ③の時期は、エネルギーが満ち、新しいことへチャレンジしたり、新しい人
間関係を構築したりするなど、積極的な行動が見られるようになります。
 
 上記のように、外的変化が起きる(外的変化を起こす)と、私たちの心では
内的変化が起こります。そして、この内的変化のプロセスを踏むことで外的変
化を受け入れることができるようになるのです。

 例えば、ストレスチェック後の組織改善などのプラスの変化を起こす際も、
変化を成功させるためには、社員の内的変化に焦点を当てることが大切となり
ます。具体的には、普段より少し多めのコミュニケーションを取って社員の状
況・状態を確認し気持ちをただ受け止めること、外的変化の状況、その意味や
目的、計画・見通し、各々の役割を伝えていくことが内的変化のサポートに繋
がっていきます。
 
 目まぐるしく変化する現代社会だからこそ、人の心・内的な変化を大切に扱
っていく必要があるのではないでしょうか。


(シニアコラボレーター 永田有希子)
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3. 編集後記
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今月号でキューブメルマガも四周年を迎えました。
今後もより充実した内容をお届けできるよう邁進してまいりたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください!(張)

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